すると、その巻物は、先史時代の貴重な文献であり、そこに書かれているのは、満州の八鏡文字であることを直感した楢崎氏は、書写(コピー)を願い出ました。平は、書写を快諾し、楢崎に、毎夜、書写させることになりました。それが、初めて、後の世に出る「カタカムナ文献」と呼ばれるものです。このカタカムナ文献は、生命の本質や宇宙全体の構成について、カタカムナ文字(=円と直線のみで構成された特殊文字)で書かれており、中心から渦巻き上に詩歌の形式で読むという極めて特殊な文献のことです。
楢崎は、5年間かけてこの文献の解読に成功すると、驚くべきことがわかりました。古代カタカムナ人たちは、現在の文明の自然観をはるかに凌駕するような、非常に高度な文明を築いていたことでした。宇宙の生成や、月の満ち欠け、自然の移り変わり、物質と生命の構造とその形成に対して、叡智を持っていたのです。非常に直感力の高かった古代カタカムナ人たちが記述したカタカムナには、その中に、イヤシロチの記述がありました。

ヨモ(四方)のタカミ(高身)を結ぶトコロは、イヤシロチ(弥盛地)にて、ミソギ(御祓)に良し
ヨモ(四方)のヒクミ(低身)を結ぶトコロは、ケカレチ(気枯地)にて、ミソギに不良(ふさ)はず
楢崎が、各地の土地の高低差を測り、その高低差と、大地電位の関係や農作物の収量、住民の健康度合いなどの相関関係を統計的に調べてみると、確かに当たっていることが多くありました。これが、イヤシロチ発見の直接的で大きな要因となりました。現在、カタカムナについて詳しく書かれた本は、次の2書の中に大変詳しく書かれています。
超科学書「カタカムナ」の謎―神代文字に秘められた「宇宙と生命」、驚愕の真相

謎のカタカムナ文明―秘教科学の最終黙示

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